| 鎌倉時代の臨済禅の覚心(1207〜1298)は中国の径山寺(きんざんじ)で修行中に学び 紀州(現在の湯浅近辺)で広めました。それがのちに「きんざんじみそ」と呼ばれるみそですが、その味噌桶にたまった液が「溜(たまり)」とよばれ、調味料として使われるようになり、これが現在の“しょうゆの元祖”といわれています。
さらに古い記録としては、奈良時代の「一切経所解文(いっさいきょうしょかいもん)」という文書には「醤(ひしお)を買い、垂れた汁を得た」という意味の文章があるそうです。「醤」とは、大豆にカビを生やし、塩につけ込んで造った味噌の原型のような食品とのことで、みそに近い食品から汁を得て利用する、という発想は、「きんざんじみそ」が伝えられる少なくとも500年以上も前から日本にあったのです。
盛田は、江戸期に醸造業として起業以来、伝統に支えられ、「たまり」の製造・販売に携わってまいりました。中でも、旧来『山泉(ヤマイヅミ)』の商標で親しまれた『さしみたまり』が関西業務用市場ではトップシェアを誇り、関西の腕利きの料理人の間では、お陰さまでご寵愛いただいております。 |