盛田の歴史を知る
おいしさを生み出してきた盛田の地元、愛知県常滑市小鈴谷(こすがや)に残る足跡をご紹介します。

盛田本家屋敷

盛田本家屋敷 盛田家の邸宅跡地。盛田は、知多半島の中央部に位置する愛知県・小鈴谷(こすがや)村(現常滑市小鈴谷)で、庄屋だった盛田久左衛門が1665年(寛文5年)に酒造業を創業したことが始まりです。その後、1708年(宝永5年)味噌や溜の醸造を開始して、今日まで代々醸造業を営んでまいりました。

盛田命祺(めいき)翁胸像

盛田命祺(めいき)翁胸像 盛田の長い歴史の中でも特に功績を語られているのが、第十一代久左衛門命祺(めいき)(1816年〜1894年)です。命祺は、苦心していた酒の品質の改良に力を注ぎ、当時「極上酒」と呼ばれた灘、伏見に負けない品質の清酒を醸造して、市場を開拓して売り上げを伸ばし、知多の酒の地位を向上させました。現在も残るブランド「子乃日松」は、「盛田独自の銘柄を」と命祺によって名づけられたものです。
また、命祺は近隣の海岸の護岸、道路の補修など、地域の公共事業にも力を入れたといわれています。地元での功績を称え、氏神様である白山神社の入口に1918年(大正7年)に銅像が建立されましたが、第二次世界大戦下に供出され、柴山清風氏により現在の胸像が制作されました。

鈴渓義塾

命祺は地元の子供たちへの教育にも目を向けて、全面的な支援をしました。1872年(明治5年)には知多郡小鈴谷村郷学校を、1888年(明治21年)には高等小学校にあたる私塾「鈴渓義塾」を創設しました。
ここからは、後に『標準語の父』と呼ばれる石黒魯平氏や、『トヨタ自動車中興の祖』石田退三氏など、優秀な人材が多数輩出されました。
現在は建物は残っておらず、その場所のみを留めています。

鈴渓資料館

鈴渓資料館 鈴渓資料館では、江戸時代から明治末年にかけて盛田家に伝来した大量の古文書や、古く用いられた諸道具などを保存しています。特に古文書は学術的にも大変貴重なものとされています。
※開館時間:9:00〜16:30 休館日:火・木・土・日曜日、祝祭日、年末年始
入館には1週間前までの電話事前予約が必要です。
お問い合わせ先Tel:0569-37-1311

元倉

元倉

(写真はその一部)

盛田創業の地として、今日まで製造拠点となっている場所です。現在は盛田株式会社第一工場として、豆味噌を製造しています。その一部には、昔ながらの伝統を守りながら、江戸期から伝わる木桶で天然醸造されているものもあります。
※味噌製造工場は事前予約で見学可能です。
お問い合わせ先Tel:0569-37-0733(盛田 味の館)

盛田 味の館

盛田 味の館 1990年(平成2年)に工場に併設された直営販売店です。昔の味噌の仕込み蔵を改造した歴史を感じる趣のある館内では、自社ブランドの調味料、味噌、日本酒の販売や、自社製品を使用して調理した味噌おでん、味噌田楽、五平餅などのお料理、当館でのみ味わうことができる限定の原酒などを提供しています。
また、館内には味噌造りに使用されていた桶や酒造りゆかりの品などが展示されており、味噌製造工場の見学もできるなど(要事前予約)盛田の醸造文化が体感できます。
※開館時間:10:00〜16:00 休館日:毎週水曜日、年末年始、お盆休み
お問い合わせ先Tel:0569-37-0733
詳しくはこちら
※小鈴谷の歴史巡りに便利な地元の「鈴渓の郷巡り実行委員会」企画・編集の 『尾州知多 鈴渓の郷巡り』と題したパンフレットもご用意しています。

常設展「十五代当主 盛田昭夫」

常設展「十五代当主 盛田昭夫」 第十五代久左衛門昭夫(1921年〜1999年)は、1946年(昭和21年)に井深大氏らと東京通信工業株式会社(後、ソニー株式会社と改名)を設立し、世界に名だたる会社に育てました。同時に日本を代表する国際人としても活躍しました。
盛田 味の館内展示室で、その人柄を秘蔵写真や映像、愛用品やゆかりの品を紹介しています。(入室無料)
※開館時間・休館日:盛田 味の館に準じる
お問い合わせ先Tel:0569-37-1311